作動油の「新油」を入れる前に!配管に残った油はどうする!?

こんにちは、株式会社建機サービス 代表の尾形です。

弊社では、クレーンの作動油クリーニング、エアーエレメントの洗浄・交換・レンタルなど、クレーンや重機のメンテナンスを全国対応しています。

これまで作動油クリーニングで多くいただいたご相談内容は、一度も作動油クリーニングをしたことがなく重機の調子がおかしくなってから、“どうすればいい!?”と緊急を要するご相談が多くございました。

ですが今回はなんと!普段からメンテナンスをしっかり行なっており、クレーン車へ注ぐ愛情でさらなるキレイさを求めたご依頼がありましたので、ご紹介いたします♪

▽動画で見たい方はこちら!▽

“タンクに新油を入れる前に、配管内もキレイにしたい” キレイ好きな社長さんからの新たな問い合わせ

インタビュアー
作動油に関連する問い合わせが新たに2件も入ったとのことですが、その問い合わせ内容について詳しく聞かせてください!
尾形
新油に交換する前に配管の中の汚れを取るクリーニングをしてほしい、という問い合わせが立て続けに2件ありましたよ。
その会社さんは、“定期的に新油交換をしているよ!でもさらに配管の中までキレイにしてから新油を入れた方がいいよね!”という、すごくキレイ好きな社長さんと出会い、弊社で作業をさせてもらいました。

インタビュアー
新油に交換する前に配管の中をクリーニングすると、どのようなメリットがあるのでしょうか?
尾形
良い質問ですね!
クリーニングをせずにタンクに新油を入れた場合、配管の中には古い油が残っているので、それがタンクの中へ戻ってきてしまうと新油の綺麗度がおそらく60%〜70%くらいまで下がってしまいます。
なので、新油を入れる前に配管の中をキレイにしておけば、配管からタンクに流れたところで、新油の良い状態が古い油で薄まることがない。これはもうパーフェクトな状態ですね!

インタビュアー
なるほど!せっかく新油を入れるのであれば、最初からキレイな状態の方が良いってことですね。

配管内部に残る古い油や汚れは放置するほど根強くなり、フラッシングの回数もその分増える

インタビュアー
配管をキレイにするときは、どのような作業を行なっているのですか?
尾形
配管のクリーニングはフラッシングと言って、PTOの作動油を回しながらグルグルと循環させて、途中でバルブを開いたり閉じたりと操作をすることによって、配管の中の隅々のゴミがタンクの中に戻ってきます。
タンクに戻ってきた汚れを取り除き、それらを繰り返し行うことで、配管の中が自ずとキレイになっていきます。
インタビュアー
その作業は、新油ではなく今まで使っていた作動油の状態で行うということでしょうか?
尾形
その通りです。
インタビュアー
フラッシングを何回くらい繰り返すことで、配管の中はキレイになったと言えるのですか?
尾形
ここで過去の事例を一つお話ししますね。
タンクに一度水が入ってしまった場合は、当然配管の中にも水が入っています。

その状態でタンクの中に新油を入れても、配管の中の水がタンクに戻ってきてしまうので、タンクに入れた新油をまた捨てることになるわけですよ。

そのときは結局4回くらい新油を捨てて、ようやく配管の中までの水分が取れました。

つまり4回フラッシングをしないといけないくらい、配管の中にある古い油や汚れは根強く残っているというわけです。

インタビュアー
ちなみに4回フラッシングをしたということは、4回分の新油を用意したということですよね!?それだけですごい金額になりそうですね…。
尾形
そうですね。
そのときは保険対応でしたので、“新車同様の水準までしっかり戻してほしい”ということで、お客さんも修理工場側もそんなにお金の心配をすることなく作業を行うことができましたけど、本来ならせっかくの新油は一回で済ませたいのが本音ですよね。
なので、その手助けを僕にはできるので、どんな些細なことでもひとまずご相談いただければ最善を尽くしたいと思います。
クレーン車に関わらず作動油クリーニングのことは、ぜひ建機サービスにお任せください!

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