【造園会社で作動油クリーニング】昭和40年から続く老舗、尾林造園様!

クレーンの作動油クリーニング、エアーエレメントの洗浄・交換・レンタルなど、クレーンや重機のメンテナンスを全国対応している建機サービス社長、尾形です。

さて、恒例となりつつあるお客様探訪。
身も心もフットワークも軽い建機サービス代表の私、尾形が、西東京市にある老舗の造園会社「尾林造園」様の拠点にお邪魔しました!

どうして造園会社に? 建機サービスとはどのような関係?気になりますよね〜(笑)
続きは記事をお読みください!

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お客様は富裕層が多い!?造園会社のニーズはこんなところにあった!

インタビュアー
今日は尾形さんと一緒に「尾林造園」様に伺います。
まず、尾林造園様とはどのような会社なのか、尾形さん教えてください!
尾形
造園会社、と言っても尾林造園様は個人宅のお庭に行って庭木を剪定するだけではなく、大きな施設の造園工事やその後の管理、それから樹木の販売、病害虫駆除・消毒、さらに緑のリサイクル(樹木発生材の受入れ及び粉砕作業)までやっているのです!

インタビュアー
すごい! 公共施設や公園などは面積も広いので、大仕事ですよね。
尾形
本当にそう。工事の規模が違うと思うよ。
一方で個人宅の庭木の剪定などもやっているのだけど、これがまた豪邸が多いのだとか。 今どき庭のある家って、“それなりの家”が多いのだけど、中には都心のタワマンのワンフロアが住居で、その中庭が現場だったりすることもあるみたい。
いわゆる富裕層のご家庭にお邪魔するわけですよね。だから、出入りする自分たちの身なりにも気を配っているって言っていましたね。
インタビュアー
エントランスとか共用部とかでは、他の住人ともすれ違いますからね。
尾形
そう。車も常にピカピカにしているのだそうです!
インタビュアー
仕事では、技術的な部分だけではなく、そのような気配りも大事ですよね。

50年前にクレーン免許を取得!

インタビュアー
オフィスに到着しました!大きな敷地にいくつもの倉庫のような建物があります。西東京市とはいえ、会社の敷地だけでもなかなかの面積です。
今日お話を伺う、尾林造園の専務、尾林正幸さん(以下、尾林)です!
尾林さん
よろしくお願いします。クレーンの話がいいのかな?
初めてクレーンの免許を取った日の話でもしましょうか。

インタビュアー
是非是非!興味深いです!
尾林さん
随分話は遡りますよ。環七が開通する前だから、もう4〜50年前の話になるかな。
その時、大した経験もない中でいきなり試験受けることになったんですよ。うちからは5人受けたね。

試験は実地と学科の両方があって、実地は石灰石を運ぶという難易度の高いものだったな。今はドラム缶らしいけどね。
しかも、運んで下ろした時に白い粉が舞ってはいけない。そうならないためには微調整が必要なので、かなり神経を使いましたね。
レバーもいっぱいあって何がなんだかわからないし、とにかく必死でやりました。そうしたら、まさかの合格。ちなみに一緒に受けた他の4人は落ちましたけどね(笑)。

インタビュアー
それは武勇伝ですね! 聞いているだけで難しいということがわかります。
尾林さん
学科も5教科くらいあったかな。今よりも当時の方が試験内容は難しいと思いますよ。
尾形
クレーン事業をしている会社のオペレータさんが落ちて、尾林専務が受かるなんて
運も必要なのでしょうね! 通し番号で、「127号」っていうことは、日本で127人目に取得したわけですし、紙製のクレーン免許の時代があったことが、私にとって驚きです!!

建機サービスとの関わり。クレーンは長く大切に使う姿勢

インタビュアー
ところで、建機サービスとはどのようなご縁でお付き合いがはじまったのですか?
尾林さん
クレーン車は土木工事や建設工事などで使うイメージが強いと思いますが、私たち造園会社も日常的に使っていますよ。
建材と同じように樹木も大きくて重いので、人の手で動かすには限界がありますからね。

会社で保有しているクレーン車が古いので、まめに手入れをしていますが素人がやるには限界がある。
そこで、クレーン車のメンテナンスをしてくれる会社をインターネットで探していたところ、建機サービスさんを知ったのです。
特に作動油クリーニングは効果がありそうだったので、お願いしてみることにしました。

インタビュアー
HPから知ったのですね! 嬉しい限りです。
尾形
お電話をいただいて、とんとん拍子で仕事が決まりました。
造園会社と聞いたので、きっと屋外で木を運んだりしながら荒々しく使っているのだろうなと思っていたのですが、現場に行ってみたらとてもきれいな状態で保管されていてびっくりしました。
クレーン会社によっては、クレーン車を屋外で保管しているところもあるのですが、尾林造園様は屋根のある車庫で保管していました。
クレーン車は中古の13tでしたが、累計稼働時間が4000hくらいでしたね。そこまでガツガツと使っているわけではなかったようです。

インタビュアー
実際にクレーン車の内部の状態はどんなでした?
尾形
驚いたことに、水が発生していないのですよ。
私たちが他のお客様のクレーン車をメンテナンスするとき、作動油の中に水が入っていて白濁しているというケースは多々あります。しかし、尾林造園様の場合はそれがない。

屋外保管の場合、盗難防止のためにアウトリガーを延ばしたりブームを延ばしたりしますが、そうなるとタンクの中に空気の層ができてしまうのですよね。

そして屋外なので、湿気が含まれた空気を取り込むことで、夜間の低温時に結露が発生してしまいます。

水の侵入はクレーン車にとって悩ましい現象ですが、こうやって尾林造園様のようにブームもたたんで、雨風を凌げる屋内で保管をすると水は入らないということがわかりました。まさに理想的な保管状態ですよね。

インタビュアー
素晴らしいですね!水が入るか入らないかは、保管方法次第でもあるのですね。

尾林造園様の仕事を教えてください!

インタビュアー
具体的に尾林造園様の仕事を教えてください!
尾林さん
個人宅の庭からビルやマンションの屋外空間、それから公園や公共施設の樹木の剪定や管理がメインですが、最近は樹木の状態を改善するための土壌改良剤などの開発・販売もやっていますよ。

インタビュアー
庭のこと、樹木のこと、全部ですね! 形を整えるだけではなく、樹木の健康まで管理しているのですね!
尾林さん
現場に行くと、どうしても樹木の状態にも目が行ってしまいますよね。
特に最近は「ナラ枯れ」と言って、ナラやカシなどの広葉樹を枯死させる伝染病が流行って問題になっています。私たちが管理している公園でも多くの被害が出ているので、見ていて痛々しいほどです。

さらにナラ枯れに感染した木は水分を吸い上げることができずスカスカになってしまうのですが、そこに虫が住み着いて木を蝕んでしまう。結果、枯れてしまうのですよ。

他にも木が“糖尿病”になることもあります。酸性雨の影響で、樹木のバランスが崩れ、結果、木から甘い樹液が、木の割れ目から出てしまうことがあります。それを我々は“糖尿病”と呼んでいます。
どれくらいの甘さかというと、メロンやイチゴなどの糖度は12-14°くらいですが、木の樹液は30°近くもありました。

“糖尿病”にかかった樹液に、害虫がたくさん集まってきます。そしてこの場合も枯れてしまいますね。
さらに近年の気候変動などに植物が適応できなくて枯れてしまうこともありますし、外来種によって生態系が変わったりもしていますから、樹木にとってはストレスが多いのではないでしょうか。

インタビュアー
木もいろいろと大変なのですね……
尾林さん
そうなんですよ。虫がついてしまった木は、農薬などで駆除する場合もありますが、当然木にも土にもよくありません。
ですから、ナラ枯れしてしまった木を切らないで根っこから治す土壌改良材を開発しました。
インタビュアー
土壌改良材を開発!そんなことまでやっていらっしゃるのですね!
開発の知識やノウハウはどのようにして学んだのですか?
尾林さん
特別に学んだことはありませんよ(笑)。日々の実践で少しずつ知識が蓄えられていった感じですね。もちろん努力もしましたし、身近な先輩から学びを得たものもあります。

インタビュアー
毎日のお仕事が学びとなっているのですね。

ずばり、造園の面白さは?

インタビュアー
尾林さんにとって、造園の面白さって何ですか?
尾林さん
現場が多岐に渡るから、飽きることがないですよね。
仕事も剪定もやれば伐採もやるし、伐採した木を集めてリサイクルしてバイオマス燃料や有機堆肥にしているので、社会課題の解決にもなっている。
造園という括りでは表せないほど仕事の幅は広いと思います。

尾林さん
また、自然相手だから、どうにもならないこともあるのも面白いですよね。
木は生き物なので、こちらが想定していない変化や成長をすることもあれば、元気がなくなったり枯れたりもする。
長年の経験から「こうなるだろう」ってある程度の予想はつきますが、全く違うことになったりもするので、驚きと発見の連続です。そのような奥深さが面白いですよね。
インタビュアー
確かに、木は生き物ですからね。予測できないところが面白さというのは、本当にその通りですよね。

造園の仕事に向いているのはどんな人?

インタビュアー
確かに、木は生き物ですからね。予測できないところが面白さというのは、本当にその通りですよね。
尾林さん
いますよ。一番下で21歳くらいだったかな。
造園業もクレーン車やユンボなどの重機を使ったり高所作業車に乗ったりするので、機械が好きな方にはいいと思いますよ。
建設とは違いますがものづくりの要素もありますし、手を動かして形を作っていくことは面白いと思います。
インタビュアー
造園の仕事に向いている人はどのような人ですか?
尾林さん
体が丈夫な人ですね(笑)。
屋外が仕事の現場なので、夏の暑さや冬の寒さに耐えられる人が向いていると思います。
もちろん技術的な部分で向き不向きもありますが、やる気と向上心があれば確実に成長できる仕事なので、興味のある方はチャレンジしてみるといいと思いますよ。

インタビュアー
思ったよりも造園の仕事は奥が深いことがわかりました。
今日はありがとうございました!

クレーン車の保存は屋内がベスト!

インタビュアー
尾形さんにとって、造園業のお客様は珍しいと思いますが、メンテナンスなどで他と違うと感じる点はありますか?
尾形
造園業でもクレーンを使いますが、建設や土木ほど酷使していないからか、作動油の状態も年月の割には良好ですよね。
そして、先ほども言いましたが、尾林造園様は屋内保管しているので、水が全く入っていない! 保管状態でこんなにも違うのかと思いました。
インタビュアー
しかし、現実としては屋内保管ができるような広い車庫がある会社は少ないですよね。
やむにやまれず屋外で雨ざらしになっているクレーン車がほとんどだと思います。
尾形
そうなんですよ。だからこそ、定期点検とメンテナンスは必要なのです!
今は円安と物価高で新車を買うのも大変なので、お持ちのクレーン車を長く使うことが大事だと思います。
クレーン車のメンテナンス、作動油クリーニングはぜひ建機サービスにご用命ください。

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