クレーンの作動油漏れの原因と対策|油圧シリンダーの油漏れ・交換前の確認ポイント
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作動油漏れは、油圧シリンダー・シール・パッキン・ホースなどの劣化や損傷によって起こることが多いトラブルです。
ただし、原因は部品の劣化だけとは限りません。作動油内に混ざった鉄粉・水分・汚れが油圧機器に負担をかけ、油漏れや動作不良につながる場合もあります。
特にユニックやクレーンなどの油圧機械では、作動油漏れを放置すると、修理費用の増加や作業停止につながる可能性があります。
この記事では、作動油漏れが起こる主な原因、放置するリスク、対策方法、日ごろからできる予防について解説します。
作動油漏れ・油圧不具合でお困りの方へ
「少し漏れているけど、このまま使っていいのか」
「作動油を交換すべきか、クリーニングで対応できるのか」
「修理に出す前に、一度状態を相談したい」
このようなお悩みがあれば、建機サービスへご相談ください。
写真や症状をもとに、交換が必要か、点検・クリーニングで対応できるか確認します。
作動油クリーニングは1台3万円〜、作業時間は約2〜3時間です。
▶ LINEで写真を送って相談する
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▶作動油クリーニングのサービスを見る
▶ 電話で相談する:080-2016-1120
なぜ作動油漏れするの?

作動油漏れの原因についてお話しする前に、少しだけクレーン車のメカニズムについておさらいします。
クレーン車の駆動方式は、ほとんどが「油圧式」となっています。クレーン車の中には油圧装置が搭載されていて、装置内のタンクの中に作動油が入っているということです。
話は戻り、なぜ作動油漏れするのか。
それには大きく3つの原因があります。
【原因1】摩擦粉(鉄粉)によるパッキン(シール)の劣化

一番の原因はタンクの蓋と本体の間にあるパッキンやシールなどゴム状のパーツが劣化することです。
これらのパーツは消耗品なのでメーカーは定期的な交換を推奨していますが、言われた通りにまめに換えられるほど簡単な話ではありません。
もし修理工場に出したとしたら一週間くらいはかかってしまうので、その間クレーン車は稼働できなくなり、会社としては損失になってしまいます。
よって、現実としては推奨されている期間を過ぎても使い続けることが一般的で、「油が漏れてきたら交換しよう」と考えるオペレーターもいるほどです。
次に、摩耗粉が原因ということもあります。
クレーン車を使い続けるとクレーン内部の部位同士が擦れて摩耗粉が発生します。
この摩耗粉がタンクのパッキンやシールを削り、作動油漏れを起こすこともあります。
【原因2】温度差によるパッキンの劣化

そして寒暖差も原因になります。
油圧装置はクレーンが動いているときは40℃〜50℃にまで上がっていますが、停止したときは気温と同じ温度になります。
つまり、寒冷地や冬場などになると稼動時と停止時の温度差が50℃以上になり、この温度差にゴムの収縮が対応しきれずパッキンやシールに隙間ができてしまい、そこから作動油漏れが起きるのです。
対策としては、倉庫や車庫などに入れて外気の影響を少なくすることもできますが、場所や設備の関係でなかなかそうもいかないのが現状でしょう。
【原因3】水分や塩分による錆の発生

他には、クレーン車を駐車場に駐車しているときのブームの角度も原因になることがあります。
クレーン車は駐車場に帰ってくると場所を取らないようにブームを上にあげることが一般的ですが、このことによりシリンダーが上を向いてしまうので、雨や雪が車体に入りやすくなってしまいます。
雨や雪は水分なので油分よりも物質に浸透しやすく、クレーン車内部の細かいところにまで水分が入ってきてサビを起こしてしまうということもあります。
このサビはタンクを劣化させ、腐食した部分から作動油が漏れることがあります。
また、寒冷地の道路に撒かれている塩化カルシウムの塩分が車体に付着して配管を腐食していき、内部に錆が発生することも原因になり得ます。
いずれにしても、作動油の漏れは少しずつ進行するものなので、症状が悪化しないうちに何らかの対処をするとよいでしょう。
シリンダーやパッキン交換の前に確認したいこと
油圧シリンダーや配管まわりの油漏れが起きると、まずシール・パッキン・ホースなどの部品交換を検討するケースが多いです。
もちろん、部品自体が劣化・損傷している場合は交換が必要です。
ただし、油漏れの背景には、作動油内に混ざった鉄粉・水分・汚れが影響している場合もあります。
作動油の状態が悪いまま部品だけを交換しても、油圧機器への負担が残り、再び不具合が出る可能性があります。
そのため、油漏れの対策では、部品の状態だけでなく、作動油の汚れや劣化状態も確認することが大切です。
建機サービスでは、作動油の交換だけでなく、作動油内の汚れ・水分・鉄粉を取り除く作動油クリーニングにも対応しています。
「交換すべきか、クリーニングで対応できるか分からない」という場合は、下記ページをご確認ください。
▶ 作動油クリーニングのサービス内容を見る
▶ 作動油漏れ・油圧不具合について相談する
以下のような症状がある場合は、部品の劣化だけでなく、作動油の汚れや劣化が影響している可能性もあります。
□ 油圧シリンダーまわりから油がにじむ
□ シールやパッキンを交換しても不具合が再発する
□ ユニックやクレーンの動きが以前より重い
□ ブームやアウトリガーの動きに違和感がある
□ 作動油の色が黒い、濁っている
□ 長期間、作動油を交換・点検していない
□ 油漏れの原因がはっきり分からない
油漏れの原因は一つとは限りません。
部品の劣化だけでなく、作動油の状態もあわせて確認することで、再発防止につながる場合があります。
▶ 作動油クリーニングについて詳しく見る
▶ 症状を相談する
作動油漏れするとどんな危険がある?

作動油漏れは物理的な危険性もありますが、社会的な危険性もあります。
それはつまり、信用を失うということです。
もし現場で作動油漏れを起こしてしまったら、元請けから厳しく怒られます。
というのも、作動油漏れはクレーン車の整備不良から起こることであり、クレーン会社の怠慢とみなされるからです。
また、クレーン車が本来の性能を発揮しないことへの懸念と、クレーン車の不具合によって万が一事故を起こす可能性も踏まえて「出ていけ!」となる場合もあります。
物理的な危険性としては、水や摩耗粉がクレーン車内部に入ってしまうことです。
そもそも作動油漏れを起こしているということは、タンクに隙間ができているということですが、そこから雨水や雪が混入するか、あるいは温度変化によって内部結露などを起こす
などして、作動油に水分が混入してしまいます。
水分が混入すると作動油の劣化速度が早くなり、パフォーマンスに影響するどころか、最悪の場合「動かなくなる」という危険性もあるほどです。
一方、摩耗粉はクレーン内部の部材同士がぶつかり合ったり擦れたりすることによって発生しますが、それらが作動油の中に混じっているとバルブやモーターが削られて作動油が漏れてしまいます。
特に注意したいのは、バルブやモーターに摩耗粉である鉄粉が混入しているケースです。
鉄粉が混入してバルブやモーターが回っているのであれば、鉄粉がヤスリのようになって内部を削っていることになります。
このようになってしまうと作動油漏れどころかブームが伸びない、アウトリガーが縮まない、最悪の場合では油圧が送れないなどの顕著な不具合が起きてきます。
ここまでいくとほぼ買い換えになるので、会社としては大きな損失となってしまうでしょう。
作動油漏れした時の対処法は?

実際のところ、作動油漏れを発見したからといって、毎日仕事がある中で、すぐに対処するのは簡単なことではありません。だましだまし乗っているという人が多いのが現状です。
しかし、これでは何の解決にもなりません。
パッキンやシールの劣化で作動油漏れを発見したら、それを交換することになります。
パッキンやシール自体は数万円ですが、交換のために油圧装置をバラすのが大変手間になる作業です。
修理工場で、バラして交換して組み立てるだけで一週間くらいかかるので、閑散期を狙って交換に出す人が大半です。
しかし、漏れに気付きながらクレーン車を稼働させることは大きなリスクとなる為、大切なのは普段から定期的なメンテナンスを行い、作動油漏れを未然に防ぐことだと考えています。
作動油漏れを普段から防ぐ方法はある?

作動油漏れを防ぐために普段からできることはいくつかあります。
まず、野ざらしをやめること。
いきなり車庫や倉庫を作ることは不可能なので、せめて内部に水が入らないようにシートを被せたり、シリンダーが上を向かないようにしたりして水の侵入を防ぐことができます。
また、融雪剤である塩化カルシウムが付着した場合は、錆にならないうちにすぐに除去・清掃することです。
洗車に持って行って下部洗浄することや、付着する前にカー用品店で下回りの防腐剤スプレーを噴霧しておく方法もあります。
そして、一番効果的なのは作動油の定期的な交換です。

これまでもお伝えしてきたように、作動油の中に水や鉄粉が入ることによって内部に錆が発生したり削られたりして、劣化したところから作動油が漏れます。
それならば、作動油をきれいにして水や鉄粉のない状態にすれば、内部を劣化させることもないので、作動油漏れを起こすこともありません。
しかし、クレーン業界では周知の事実ですが、作動油は高価なものです。いくら定期的な交換が推奨されているからといって、メーカーが推奨する周期で毎回交換することは会社にとって大きなコストがかかります。
そこで、作動油のクリーニングという選択肢を加えてみるのはどうでしょうか。
作動油のクリーニングであれば、作動油を交換するよりも大幅に価格を抑えることができますし、クリーニングにかかる時間も3時間ほどなので、営業に支障をきたしません。
作動油のクリーニングは私たち建機サービスの得意とすることなので、次項で詳しくご紹介しますね!

建機サービスが提供できること

作動油漏れを防ぐには、シールや配管などの部品だけでなく、作動油の状態も定期的に確認することが大切です。
作動油の劣化や汚れは、油圧機器への負担につながる可能性があります。
建機サービスでは、作動油の状態を確認し、必要に応じて作動油クリーニングをご提案しています。
作動油は「油圧式」で動くほとんどのクレーン車にとって血液のようなものであり、作動油の良し悪しがクレーン車のパフォーマンスに大きく影響を与えることから、劣化度合いを調べることによってクレーン車の状態がわかります。
私たちは作動油の劣化度合いを以下の観点から調べます。

・ゴミの量
・動粘度
・添加剤の含有量
・水の含有量
作動油だけでなく、下回り・ブーム伸縮・走行状態なども含めて、車両全体の状態確認が重要です。
そして、調査の結果、作動油の劣化がクリーニングで復元できるようであれば、クリーニングの提案をさせていただいています。
私たちが作動油の交換ではなくクリーニングをご提案する理由は、作動油の状態によっては、交換よりも費用を抑えながら状態改善を目指せる場合があるためです。
作動油クリーニングの費用は1台3万円〜(※出張費別)、時間にして2〜3時間となっています。

作動油の劣化は不具合や故障に繋がる可能性があるので、定期的なクリーニングによって故障率を低減させ、機会損失のリスクを回避することが大事です。
私たち建機サービスは限られた資源の再利用、そしてクレーンや重機のオペレーターが、毎日安心して快適に仕事ができる環境づくりに貢献いたします。
作動油漏れ・油圧不具合・クレーン車のメンテナンスでお悩みの方は、建機サービスへお気軽にご相談ください。
「交換すべきか分からない」
「作動油の状態を確認したい」
「クリーニングで対応できるか相談したい」
このような場合も、写真や症状をもとに確認いたします。
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