女性のクレーンオペレーターも活躍中!神奈川県の「黒川重機」社長にインタビュー!

クレーンメンテナンスなら建機サービス
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今回は、建機サービスのお客さまであり、神奈川県横浜市に本社を構える黒川重機(株)様を紹介します。

関東圏を中心にクレーンのレンタル・リース事業などを手掛ける黒川重機(株)では、80人以上の社員さんが勤めており、クレーンの保有台数は70台を超えます。

新卒・中途を問わず、地方から出てきた社員が新生活を始めやすくするために、社員寮を完備しています。この社員寮の入居率が高く、社員に好評な制度の一つになっています。

黒川重機(株)の強みは「大小多様なクレーンと保有台数」と「徹底した安全管理」。
建設業界に幅広く携わる中で、 最新の建設機械を使いこなす新しい技術と確かな技術で、お客さまに大きな満足と絶大なる信頼を得ています。
中でも550tのオールテレーンクレーンは、その大きさもさることながら、圧倒されるほどの存在感があります。

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創業50年以上を誇る歴史で受け継がれてきた確かな技術力で、伝統だけにおごることなく、黒川重機(株)のクレーンオペレーターの方々は常に新たな技術を習得しようと、日頃から訓練をして操縦技術の向上に努めているそうです。

今回は、長い歴史を誇る黒川重機(株)の黒川剛社長、営業担当の野上さん(26)にお話を伺いました。
(株)建機サービスの尾形と会話でどんな話が飛び出すのか、お楽しみください。

黒川重機(株)はニッチな案件に丁寧に対応!そして信頼を築いてきた

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黒川社長:弊社の一番の強みは、大手の企業が扱わないような複雑な案件も扱えるところです。クライアントにとって最大限のメリットが出るよう考えて提案をしています。

クレーン業界の中でも大手の会社と比べると後発組になります。知恵を絞っていかに他社が嫌がるような、難しい現場で仕事をこなすか。それらを丁寧に、確実に対応することで仕事の信頼を積み重ねてきました。

「痒いところに手がとどく」クレーン会社であるには、みんなと同じことをせず、独自に努力を積み重ねることでしょうか。
オリジナルのサービスを作って皆さまに提案し、相談事を受けたら即座に対応する態勢が何より大事だと思っています。
そうこうして目の前の仕事に打ち込んでいると、自然に上昇気流に乗っていって、気づいたら50年が経っていましたね。

50年も会社が続いたのは、先人たちの過去の経験をしっかりと活かしているから、それに尽きると思います。

女性のクレーンオペレーターも活躍中

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黒川社長:また、弊社の大きな特徴の一つに挙げられるのは、女性のクレーンオペレーターが活躍していることです。
建設業は男性の仕事というイメージが強いですよね。
汗臭いとか泥臭い、とか3Kって言われてキレイなイメージはありませんが、クレーンオペレーターの仕事はちょっとその中でも特殊かもしれません。

クレーンは現場で見るとその車体の大きさから、力仕事が必要な仕事だと思われがちですが、クレーンの操縦に必要なのは腕力ではなく、操縦するための技術です。力よりも技術の比重が大きいので、女性でもいかんなく能力を発揮することができるのです。

そして男性でも女性でも、給料に差はありません。同じオペレーターです。給与形態も同じです。
やる気を持って技術を学べば、たくさん稼げる仕事なので、弊社では女性のクレーンオペレーターも積極的に採用しています。

女性に優しい…労働環境も劇的に改善

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尾形:建設業で、もっと女性が働きやすくなれば、恐らく現場の雰囲気も変わるでしょうね。

黒川社長:正直な話、建設現場に女性がいると、自ずと現場の雰囲気が明るくなるんですよね。
現場にいる男性方も自然に気遣いしてしまうのではないでしょうか。可愛がってもらえることは会社としても嬉しいことですが、それに甘んじずに本人の努力は必要です。

建設業は危険を伴う作業が多いですし、全員が決まった工期に間に合わせようと必死で作業しているわけですから、どうしても荒々しい雰囲気になりがちです。
そういった環境に男性だけでなく女性が増えれば、より良い雰囲気になっていくでしょうし。

弊社に18歳で入社した女性社員は一度退職した時期もありますが、数年経ってまた戻ってきてくれました。本人がいい仕事だと感じているからではないでしょうか。

それから労働環境も昭和の時代と比べると、徐々にではありますが変わってきてはいますよ。

トイレもゼネコンさんの現場では、女性用のトイレがちゃんと設置されているところも増えてきました。女性の監督の採用にも力を入れていますからね。
まだまだ改善しなければならないことは山積みではありますが。

自分の努力次第でのし上がれるのが建設業界の魅力

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黒川社長:わかる人にはわかる話だと思いますが、昔から建設業界は「受け皿」なんです。
昭和の時代には、どちらかというと “やんちゃ” というか、勉強が苦手だった人たちも入りやすい業界だった。

学校は苦手でも、この業界なら頑張れば頑張っただけ還ってくるし、稼げる。
頑張り次第では20代でも総合職の会社員よりも高い給料を手にすることができたのです。
20代で分譲マンションを買った人も沢山いますよ。つまり建築業界は、世に言う「手に職」の典型的な業界で、力量次第でストレートに評価される業界なのです。

ここ何年も人手不足が社会問題になっていますが、国はもうちょっと人手不足を解消する施策を考えてもらえると、ありがたいなと感じています。
どんな業種にも「AI」「DX」「業務効率化!」と言われてますが、まだまだ建築業は人間の技術が必要なので、もっと若い人たちが頑張って報われるような仕組みを作ってもらいたい。

例えば、クレーンオペレーターの資格を取得する費用はかなり高額です。
最初の一歩を踏み出すハードルが高すぎて仕事に就けないなんて…。どう考えてるのでしょうか。こうしたところから改善してもらいたいですね。

人のせいにして辞めないで…若い世代へのメッセージ

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尾形:新入社員が定着しないという企業の話をよく聞きます。黒川さんから若い世代の人々へ伝えられるメッセージをいただけないでしょうか。

黒川社長:そうですね。これは持論ですが、”人のせいには、するな!”と、いつも言っています。

仕事ができるようになるのなんて時間が掛かります。自分の判断で現場を動かせるようになってきたら、楽しみも味わえるでしょう。
仕事の向き不向きなんて、そんな簡単にわかることではありません。

自分が出来ないことを、会社や人のせいにして辞める、そこには気付きや、自己成長はありませんよね。

「頑張ったけど、いくらやっても、うまくいかない」
「何度やっても、うまくいかない」
「もう、自分には(この手の仕事は)向かない」
と、自分で納得できるほどなら、その時は、辞めればいいと思うのです。

それは善し悪しではないし、別の業界できっと活躍できる場所がある。
そういう意味では、簡単に諦めずに自分で自分を奮起させ、高い目標を持って欲しいと思っています。

社会が今ほど豊かではなかった時代には、両親が苦労しているのを見て育った子供は、”親を楽にさせてあげたい”ということが、何よりのゴールであり、努力していた。田舎から出てきて大成していった相撲の力士や、演歌歌手などが、わかりやすい例でしょう。
テレビで見るような力士や、演歌歌手は、一見華やかに見えますが、裏側では相当に苦労してきているはずですよ。

弊社には、新人へのフォローも気にかけてくれる先輩たちが沢山いるので、クレーンオペレーターの仕事に興味があれば、どんどんチャレンジしてもらいたいと思います。

人材業界からクレーン会社に転職!入社半年の新入社員に聞きました

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黒川重機(株)に入社して、およそ半年経った、野上さん(26歳)。
前職は人材派遣業界で労務の仕事をしていましたが、長時間労働が多く、自分の時間が、なかなか持てなかったそうです。そんな環境を変えたくて、ハローワークの求人をキッカケに黒川重機(株)に転職しました。

転職してからのお話を伺いました。

面接で言った「クレーンに興味がありません」!?

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尾形:今はどんな業務に就いていらっしゃるのですか?

野上さん:私は営業職として入社しました。
全くの異業種でしたが、先輩方にサポートをしていただいて、充実した毎日を過ごしています。職場の雰囲気も明るくて、現場と社内でもコミュニケーションをしっかり取れているので、安心して仕事に従事できています。

最初は先輩に付いていって、イチから教わっていましたが、今は現場によっては、1人で行くこともあります。
先輩も、私の父とさほど年齢が変わらないので、息子のように可愛がってもらっている(?!)と思います。(笑)

正直言うと、入社当時はクレーンには全く興味がありませんでした。これは入社面接でも言いました(笑)。
ただ、先輩たちがクレーンについて優しく教えてくれるし、情熱を持って仕事をしているな、というのが凄く伝わってくるので、当然そういう方々と時間を共にしているので興味も湧いてきますし、楽しいですね。

任される業務の多さに充実の日々

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尾形:これまでとは全く異なる建設業という業界で、大変ではありませんでしたか?

野上さん:転職して感じたことは、自分の裁量で任せてもらえる業務範囲が広いので、そのまま、やりがいになっていると思いますね。
前職は仕事割りがきっちりと決まっていたので、与えられた仕事をこなすという日々でした。

でも、今の仕事は時間配分も自分で決めることができるし、先輩方に「あれをやれ」「これをやれ」と言われることは、ほとんどありません。

なので、逆に自分で考えて行動しなければならない。そのクセが少しづつ付いてきたかなと思います。建設現場に飛び込みで営業に行ってみたりして、自分の話を聞いてもらえるのも嬉しかったですし、実際に提案をして契約まで至ったときには先輩が一緒に喜んでくれたり。

建設業のイメージが変わった

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尾形:建設業の魅力は、まだあまり世間に伝わっていない部分も多いですが、入社されてこの業界への印象はいかがでしょうか。

野上さん:黒川重機(株)だけではなく、建設業界で働く人たちは、仕事に対する意識が高いなって。
異業種から入ってきてイメージが変わったのは、そこですね。

危険な作業も多いし、一歩間違うとケガに繋がる。現場は“一度きり”なので、みんなが最善のパフォーマンスをしようと、常に真剣な眼差しで仕事をしているのが初めに驚いたことです。

実は今、友人にも”黒川重機(株)で働きなよ!”って、誘っています。
他業種の内勤で、前の私みたいに、しんどそうにしている友達に声かけてみたんですよね。
それくらい、良い環境で働かせてもらえていると感じます。

今後は、もっとクレーンの知識を付けて、現場に最適な提案ができるようになってきたいと思っています。
お客さんの希望を汲み取って提案できるよう経験を積んでいきたいですね!

黒川重機(株)さんは作動油のクリーニング、エアーエレメントのレンタルをご利用いただいています

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いかがでしたでしょうか。
建設業界で活躍する中小企業の内側はなかなか見れないものです。

建機サービスをご利用いただく全国のクレーン会社様の魅力と、その内側を少しでも知っていただきより良い業界への発展に貢献できたらと考えています。

黒川重機(株)さんにも、作動油のクリーニングや古くなったエアーエレメントの交換に、定期的に伺っています。クレーンの旋回や動きが良くなり、パワーが出るようになったと、お喜びいただけています。この取り組みが、より一層環境保全に対してできることを考えるきっかけになればという想いです。

全国駆け巡る我々建機サービスから、まだまだ発信しきれていない面白い情報が沢山ありますので、建機業界の皆様、今後もお楽しみに!

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