Q&A!建機メンテナンスの相談事例集!どんな相談が来るの?
こんにちは。
クレーンの作動油クリーニング、エアーエレメントの洗浄・交換・レンタルなど、クレーンや重機のメンテナンス事業を行っている、株式会社建機サービスです。
建機メンテナンスの仕事を始めてから早5年、お客様1人のお悩みは、共通するものも多いと思います。日頃、建機メンテナンスに関するどのようなご相談に対応しているのか、ご紹介していきたいと思います。
「建機メンテナンスのQ&A辞典!」です!
作動油に関するご相談
■ そろそろ新油との入れ替え時期なのですが、クリーニングはこれまでやったことがないので試してみたいです
ありがとうございます。
新油に交換する前に、しっかりとタンク内のゴミ除去、配管内の古い油のクリーニングをした後に新油を入れるのが効果的です。水が混入している場合は各所が錆びついている可能性があるのでしっかり配管内をクリーニングします。
タンクにだけ新油を入れても配管内に水が混入していたら新油に水分が混ざってしまうので、配管内の水分を取ったあとに新油に交換することをおすすめします。
■ タンク内に水が入ってしまって、何回新油をいれても水が取れない
クリーニングによって水分を除去することができます。
明らかに水が入っている場合は1日かけて動かしながらクリーニングをして、水をしっかり抜きます。6時間ほどろ過すればほとんどの水分を除去できます。
■ クレーンの動きが悪いので配管内のクリーニングを一度してほしい
バルブや配管内の鉄粉やコンタミが悪影響を及ぼしている可能性があります。
レバー操作をする→クリーニングを再開する、この繰り返しによって改善を実感していただけることと思います。
■ すぐに油温があがってしまうので、一度クリーニングをしたい
油温が上がることの根拠はさまざまあるかと思いますが、作動油タンク内の鉄粉を取ることによってタンク内の温度上昇が抑制される可能性があります。
■ 作動油は交換するものということを知らなかった。まずはクリーニングから試してみたい
作動油は消耗品です。2年に1回または2000時間ごとに新油と交換することをメーカーは推奨しています。このペースで変えるのが難しいという場合は、せめてオイルクリーニングをして良い状態で作動油を使いましょう。
■ 作動油と同様に、エレメント(作動油エレメント)も交換したほうがいいですか?
交換したほうが効果的です。一例として、10年間作動油を交換していなくても、検査キットで調べた結果それほど汚れていないというケースがありました。詳しくお話を聞いてみると2年に1回はエレメント交換していたということでした。
エアーエレメントに関するご相談
■ エアーエレメントの洗浄は何日くらいかかりますか?
弊社指定場所に到着後すぐに作業に取りかかり、3日後には返送できます。
■ エアーエレメントは何回くらい再利用できますか
最低でも3回ほどの再利用が可能です。使用頻度や消耗度合いによっては5回ほど洗浄して再利用することも可能ですが、素材の劣化もあるのであまり多くの回数を重ねることはおすすめしていません。頻度としては、1年に1回の洗浄をおすすめしています。
特に最近のエンジンは排ガスフィルターがついているので、空気の量のバランスが崩れるとエンジンが壊れやすくなることから、定期的に洗浄することが重機にとっては望ましいです。
■ エアーエレメントの洗浄はいくらくらいでできますか?
小さいもので5000円、大きいものでも9000円くらいで洗浄することができます。
■ 遠方からの依頼は可能ですか?その場合、郵送対応になるのでしょうか?
遠方からのご依頼も歓迎いたします!まずはお問い合わせください。郵送方法や郵送場所などについてご案内いたします。
■ 特殊エレメントの修理はできますか?
修理は可能です。詳しい修理内容を事前にお伺いするので、電話にてお問い合わせください。過去の修理事例としては、岩を砕く破砕機を所有している方からの依頼で、小石で破損したエレメントを修理したことがありました。前例のないことでも弊社の専門スタッフが誠意を持って対応いたしますので、まずはお気軽にご相談ください。
■ エレメントのボックスの表面に付属しているパッキンは入手できますか?
パッキンをオーダーメイドして正規品の1/4ほどの値段で販売をしています。型取りから製品化まで、注文いただいてから2週間ほどで納品することが可能です。
クレーンの不具合、エラー、異音に関するご相談
■ 表示されているエラーコードやエラーランプの意味がわからないのですが
実際に表示されているエラーコードやエラーランプのお写真をお送りください。こちらでお調べいたします。
■ エンジンがかからないのですが
エンジンがかからない要因はいくつかありますので、詳しく状況をお伺いした上で可能性を特定していきます。
ヒアリング内容としては、
- ・いつからか
- ・バッテリー交換はいつしたのか
- ・どのような状況でエンジンがかからなくなるのか
- ・電圧はどうなのか
- ・燃料にエアーが入っていないか
- ・燃料エレメントいつ交換したか
など、さまざまな角度から原因を探ります。その上で、まずはご自身でできることのアドバイスをさせていただきます。
■ エンジンが途中で止まるのですが
過去の事例で言うと、燃料パイプが腐食しており、燃料にエアーが混入していたケースや、燃料タンクが腐食しており、サビやゴミで燃料ラインを詰まらせていたケースがありました。
燃料タンク内のサビがエンジンに回ってしまっている、もしくはエアーエレメントを交換していなくてエンジンに空気を送り込めない状況にある、この2点が可能性としてあります。
対策としては、エアーエレメントの洗浄や交換などを提案しています。
■ 油漏れしているのでシールキットを注文してほしい(地方の修理屋さんよりご相談)
サービス工場がない地域や離島、時には海外からも部品の入手に関するお問い合わせをいただきます。自社で入手が難しい場合は弊社が代理となって注文することも可能ですので、まずはご相談ください。
■ 飛び石でガラスが傷ついたので業者を手配してほしい
正規品と非正規品の在庫を確認して、どちらで対応するかお客様の希望に応じて業者を手配いたします。
■ パネルや付属品が錆びついているので新しいものを取り寄せたい
こちらもサービス工場がない地域や離島からご相談を受けることがあります。弊社が代理となって注文することも可能ですので、まずはご相談ください。
■ 正規品の製造が終了してしまったので社外品(非正規品)を調達してほしい/探してほしい
まずは中古品(リビルト品)からお探しいたします。中古品で見つからなかった場合には
海外製品も含めて社外品の中から類似品がないかお調べいたします。
板金に関するご相談
■ 保険会社に見積もりを提出するので写真で概算を出してほしい
修理工場は「持ち込んだ現物を見ないと概算を出すことはできない」という対応が原則なので、現物を確認する前に見積もりを出すことは難しいことが多いです。しかし、場合によっては過去の修理した実績から推測して概算金額で見積もりを作成することは可能ですので、まずはご相談ください。
■ 道具箱、道具置き場を作ってほしい
新車に道具箱、道具置き場を制作することは可能です。また、中古車を自分なりに使いやすくするために道具箱、道具置き場を追加で制作することも多々あります。(関東圏のみ)
■ 部分的に補修してほしい(錆びた部分など)
ぶつけてしまったり擦ったりしたところをラッカースプレー等は使わずに目立たない方法で補修することが可能です。(関東圏のみ)
■ 新車に板架装をしてほしい
メーカーは新車に架装をしないでユーザーに渡すようになってきてます。
しかし、ユーザーとしては、大事な愛車を踏みつけて傷をつけたく無いので、ステップや車体の上部の傷つき易い場所には、縞板を取り付け作業を請け負います。
弊社では取り外しができるようにボルトで設置するなどして、車体重量を調整できるように対応しています。
■ カメラを取り付けたいのでクレーン車内に電気の配線を這わせてほしい
中古車にカメラを取り付けるための作業は可能です。お気軽にご相談ください。
売買に関するご相談
■ 売却を考えているのでクレーン車の査定をしてほしい
いつまでに売りたいか、希望の金額、次の車はどうするかなどのご希望をお聞きしてから
以下の項目を確認した上で査定いたします。
- ・過去の全てのメンテナンス記録
- ・年次点検の記録簿(メーカーからはファイリングが義務付けられています)
- ・月次点検の記録簿(メーカーからはファイリングが義務付けられています)
これらを確認した上で、外観撮影、稼働中の動画を撮影し、次のお客様にアピール出来るよう査定します。
特にメンテナンス記録は査定に大きく影響します。これらの記録がしっかりしていると、
安心して次のお客さんにもアピールできますし、高い値段を付けることが可能です。
■ 車両を入れ替えたいので中古クレーン車を見つけてほしい
予算や時期、メーカーのこだわりなどをお聞きしてからお探しいたします。
■ 近くのサービス工場ありますか
クレーン車を買ったはいいけれど、お近くにアフターサポートで寄れる工場が無い場合もあります。全国各地で重機を販売した経験を元にお客様の地域にある地方のサービス工場をご紹介することが可能です。
地元の修理工場で探す事が出来なかった中古パーツや、社外品パーツも含めて、部品の調達や修理でお困りの際にはご相談ください。
■ 売買する際のだいたいの相場を知りたい
最近の買取り実績や海外へ輸出された車の金額から推定し、現在の相場感をお伝えしてます。
輸出の場合、中国の春節(1月末)時期に、アジアの貿易が止まる傾向があるので、買い控えが起きます。
相場は海外への輸出事情によっても変動しますし、決算が終わったあとに買い替えしたり
工事が取れたら買うという会社もあるので、常に価格は動いていると認識しているとよいでしょう。
・中古車購入の際に、その車の修理履歴を知りたい。特に大きな修理に関しては内容も含めて把握しておきたい。
仕入元や前のオーナーさんにお願いをして、修理の際の整備工場からの請求書を取り寄せてもらうとよいでしょう。通常であれば請求書には修理内容が記載されているので、詳しく確認することができます。
注目すべき箇所としては、エンジン、ラジエーター、トルコン、エアコンなどの部品交換の履歴があるかどうかです。他には各所の油漏れの修理をしているかどうかなども、提示出来るように資料を用意しておくのが良いでしょう。
建機メンテナンスのご相談は建機サービスまで!全国どこへでも駆けつけます
以上、参考になりましたか?
建機に関するお悩みはお客様の数だけあり、これら以外にも日々さまざまなご相談を受けています。
建機サービスはお客様の「困った!」に迅速に対応するために、全国どこへでも駆けつけます。建機メンテナンスに関してのお悩みは、ぜひ建機サービスにお気軽にご相談ください。
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