新入社員から笑顔が溢れる会社!各種建機レンタル「西湘機材」インタビュー
今回は、神奈川県の小田原市に会社を構える(株)西湘機材を紹介します。
(株)西湘機材は、建築や土木作業には必須となる、建築機材や車輌のレンタルを行っている会社です。
重機・アタッチメント、高所作業類・レンタカー、発電機類、コンプレッサー類、土木作業・園芸類、ポンプ類、物流・荷揚げ類、カッター類・加工機類、工具類、コンクリート・打設類、照明器具、掃除類、その他など様々な商品を扱っています。
まもなく100周年を迎える歴史ある会社です!
機械に詳しい整備士が直接お客様の現場に足を運ぶため、機材の修理や調整だけでなく、その場で商品提案などもしてくれます。専門知識が豊富な人材がいるため、お客様の安心感や納得感が違います。
「弊社に来れば何でも揃う。無い物は無い」という理念を掲げ、お客様のトータルサポートしているところが(株)西湘機材の特徴です。
今回は社長の谷津倉さんと、新入社員の芳賀さんにお話を伺いました。
西湘建材への入社の経緯
尾形:ではここからは、新入社員の芳賀さん(26)にお話を伺いましょう。
実は、今日こちらに伺ったのは、芳賀さんにお会いするのが目的でした。
初めてこちらに伺った時の、芳賀さんの輝く笑顔で一生懸命な姿が強烈に印象に残ってしまって。(笑)どんな方で、どうしてそんなに楽しそうなのかを聞きたかったのです!宜しくおねがいします。
それでは初めに、(株)西湘機材さんに入社されるまでの経緯を教えていただけますか?
芳賀さん:はい。僕は福島県出身で、昔から機械いじりが好きだったので、地元の工業高校に通っていました。
卒業後、同級生の多くは地元の工場や自動車関係の会社にお世話になったのですが、我が家には「高校を卒業したら、外で勉強して来い」という親の方針があったので、それに従って上京して仕事を探しました。
(株)西湘機材には2021年11月に転職し、入社1年目の新人です。
尾形:転職されたのにはどんな理由があったのですか?
芳賀さん:色々と理由はありますが、一番大きいのは職場環境です。社員数も事業規模も大きかったのですが、要望や意見などは工場長にはなかなか届かず、風通しの良い環境を求めていました。
尾形:(株)西湘機材さんに入社されてからはどうですか?
芳賀さん:今の職場は大満足です!
何から何までひとつひとつを丁寧に教えてくれる上に、分からないことは噛み砕いて細かく説明してくれるので理解しやすいです。先輩が皆さんそうして接してくれています。
社長も社員ひとりひとりに目を向けてくれているのが伝わってくるので、今までみたいに不安になることがなく、目の前の仕事に没頭できています。
整備士がみな「営業マン」
尾形:今はどういう業務を担当していますか?
芳賀さん:レンタル機材の会社なので、機材の整備や修理が中心です。また、気持ち良く使ってもらえるように、清掃なども欠かせません。
今は毎日機材を触っていて、僕が扱うのはユンボ関係が多いです。
ユンボひとつをとっても、メーカーごとに操作方法が違うので、入社当初、まずは、その操作の違いを覚えることから始まりました。さらに同じメーカーの商品であっても、機材には「癖」があるので、そういう違いが少しずつ見えてくるのも面白いんですよ。
耳を澄まして、いつもと違うエンジン音がしていないかなどを、五感を使って感じ取って機材のチェックもしています。
尾形:この会社ならではの特徴はありますか?
芳賀さん:西湘建材の特徴は、営業専属の人間がいないので、自分達整備を担当する者が仕事の依頼を頂いてくることです。
つまり、ひとりひとりが整備士であり、営業マンなのです。
お客さんの層で言うと土木関係の会社や解体業者さんなどが多いですが、業種の幅は広いです。
営業といっても、多くが発注の連絡をいただいて現地に伺った際に、商品説明をする感じです。
僕にとっては営業は初めての経験だったので緊張しましたが、先輩もお客さんも優しいんですよ。
なので、なんとかやっています。(笑)
お客さんからは「おにぎりくん」と呼ばれて、可愛がってもらっています(笑)。
いろんなところで人間関係ができていくのが楽しいですね。
尾形:お話を聞いて、なぜ(株)西湘機材さんの社内は風通しが良いのかが少し分かってきました。
技術職の方はコミュニケーションが苦手というイメージがありますが、コミュニケーション能力が高い人が多いのでしょうね!
芳賀さん:なんでもしっかり言語化してくれるので、本当に助けていただいています。
この仕事というより、この会社が好き
尾形:芳賀さんのお話を聞いていると、この仕事が好きというよりも、この「会社が好き」と聞こえてきます!
芳賀さん:分かりますか、その通りです。
まだ入社して半年ちょっとですが、今の環境がすごく好きです。ひとつひとつのことが勉強になっていて、機材などの技術面だけではなく、会話やコミュニケーションなども学べます。
やることは多いのですが、とても楽しいです。
職場全体がひとつの家族のような感じで、温かいです!
尾形:最後に、今後の目標をお聞かせください!
芳賀さん:自分も早く一人前になって、お客さんから直接お仕事をいただけるようになりたいです!
そしてこれは個人的な目標…といいますか、社長や会長を「親父」って呼んでみたいです(笑)。
先輩たちはみんな仕事の場以外では、会長のことをオヤジと呼んでいるんです。それくらいの関係性だってことです。すごいですよね。
実は憧れてるんですよね。早くそうやって呼べるくらい認めてもらえる存在になりたいです!
尾形:とっても素直で頑張り屋さんの芳賀さんなら、そう呼べる日も遠くはないでしょうね!応援しています!!
会議の新しい形は……自動販売機の前に全員集合!?
尾形:では続いて、谷津倉社長にお話を伺います。よろしくお願いします。
谷津倉社長:はい。芳賀君みたいにいつもニコニコして仕事をしている姿を見ると、僕もすごく嬉しいんですよ。今回、芳賀君にスポットライトを当てて頂き、ありがとうございます。
実は、今回のインタビューは彼のために受けました。インタビューしてもらえたら、離れて暮らす彼のご家族に頑張っている姿を見せられるじゃないですか。
尾形:そういう理由があったのですね。ぜひご家族に見せていただきたいですね!
芳賀さんのお話を聞いていて、この会社で働く人たちのコミュニケーションの厚みを感じました。
そこで、谷津倉社長が社員さんとのコミュニケーションで心掛けていることがあれば伺いたいです。
谷津倉社長:私が意識していることは、目線を個々に合わせていくことですね。
トップダウン型の会社に勤めていたことがありまして、その時にどういうマネジメントが従業員の成長に繋がるのか自分なりに考え学ばせてもらいました。
その結果、今のように個々に寄り添う形になったんです。
変わっているところでいうと、うちでは会議室での会議はやりません。
正確に言えば、会議室でやるような格式張った会議はやらないという意味です。
会議となると特定の人だけが喋っているだけで、ほとんどの人が頭を働かせて考えているとは思えません。あれが凄く無駄だと思ったんです。
なので、私の場合は「自販機前に集合して一服しよう」って皆を集めて、そこでジュースを飲みながら、「これからこういうことに取り組んでいきたいんだけど、どう思う?」と話すんです。
そうすると普段の延長なので、本音を言ってくれるんですよ。
尾形:それは良いですね。
リラックスして新人の方でも本音が出せそうですね。
谷津倉社長:大事なことは一度伝えた後のアフターフォローです。
言葉の捉え方というのはひとりひとり違うので、必ず顔色を見て後から確認をするようにしています。
例えば、全体に向けて発表した後、難しそうな顔をしている人がいれば必ず個別に「さっきの話は理解できた?」と聞きます。もしわかっていなければ、そこで再度噛み砕いて説明して、共通認識を持てるようにしています。
子供の教育と一緒です。
怒られるとわかっていればいたずらしませんが、それは「なぜダメなのか」という理由をわかっていない。
わかっていなければ考えないですよね。逆にちゃんと理解していれば子供だって行いは変わります。
考えることは良いけど、悩むことはやめよう
尾形:他にも、コミュニケーションをする上で、何か意識していることはありますか?
谷津倉社長:必ず相手の目をみることです。これは会話の基本ですが、意外とできていない人も多いです。朝会社に来て目を見て挨拶すれば、変わった様子にはすぐに気がつきますよ。
元気がなかったり、いつもと様子が違う人がいれば声をかけます。
話せる人は話せばいいし、話したくない人は無理に話さなくていい。それでも気付いてくれる人がいると、本人の気持ちは楽になるじゃないですか。
それから、考えることと、悩むことは違います。
時折、従業員には「悩むのはやめよう」と言っています。悩むという字は、心に泪して凶と書きます。
どんな仕事でも、心を病んでまでやる必要はないんですよ。
人間関係と同じで、仕事も会社も人それぞれ合う・合わないというのはあります。
思い悩むくらい辛ければ辞める選択は全く悪いことではないと思っています。
従業員は家族ですから。身内の苦しそうな姿はいつまでも見ていられません。
仕事が楽しければ自然と笑顔になれる
尾形:素晴らしいですね!だから社内がこんなに良い雰囲気なのですね。
谷津倉社長:弊社の業務は物品賃貸業ですが、私の認識ではサービス業だと思っています。
お客様に気持ち良く使ってもらい、気持ち良く帰ってもらう。そのために大事なのは、「笑顔」!
仕事や会社が楽しくないと笑顔って出せないですよね!
尾形:自然と笑える環境かどうか、ということですね。
谷津倉社長:仕事はやらされているうちは、つまらなく感じるものです。
私も上司に命令されていた頃はそう思っていましたので、それはやめようと。
自分で考えて動けるようになれば、仕事の中に自分なりの楽しみを見つけられます。時間は掛かっても、そこを目指していきたいと従業員が思えるように、自分で自分の課題を見つけなさいと伝えています。
尾形:ひとつ伺いたいのは笑顔が自慢の谷津倉社長も、叱ったりすることはあるのですか?
谷津倉社長:もちろんありますよ。それは2つ。
1つ目は従業員がサボって雑に仕事をしていた場合。2つ目は安全を配慮しない行動をした場合。とくに2つ目のポイントに関しては、命に関わることなので厳しく見ています。
怪我をしたら治療費は会社が出せますが、痛みで苦しむのは本人。不自由な思いをするのも本人。未然に防ぐのは私の責任です。
後を継いだ経緯
尾形:谷津倉社長ご自身の話も伺いたいです。どういった経緯で跡を継がれたのですか?
谷津倉社長:父と一緒に働きたいと思っていたんです。この会社を死に物狂いで守ってきたのを知っていたので、そのサポートをしたいと思っていました。しかし入社はなかなか許してもらえず、何度も断られ、大反対されていたんです。
苦労してきたから、この道を選ばせようとはしなかったのでしょう。
やっとのことで入社をさせてもらいましたが、まぁ忙しくて。ちょっと間違えたなと思いましたね。(笑)それでも自分で選んだ道ですから後悔はありません。
すべては家族(従業員)の笑顔のために
尾形:建設業の社長からよく聞く相談で「社員がすぐに辞めてしまう」という声が多いのですが、これに対して谷津倉社長はどうお考えですか?
谷津倉社長:よく部下が何を考えているのか分からないという人がいますが、分からないからといって向き合うことをやめてはいけないと思います。
静まり返った会議室では聞けないことも、自動販売機の前なら話してくれるように、何かのきっかけで変わるかもしれません。
そして何より、1回話して終わりじゃないんです。家族が毎日顔を合わせるように、従業員とも何度も顔を合わせる。
コミュニケーションの量自体が少ないということはあり得るのではないでしょうか。
弊社の離職率は低いですよ!
尾形:最後に、今後の展望を教えてください。
谷津倉社長:組織をどう創っていくか、正解・不正解はわかりません。
ただ、「会議」という時間が無いように、今後も形にはとらわれず、私が求めるサービスクオリティを保つために努力していきたいと思います。
とにかく、つまらない会社にはしたくないんですよ。
基本はやっぱり笑顔。これからも従業員を笑顔にするだけです。
社長がひとりで笑っていても意味がない。皆と一緒に笑えるようにしないといけませんね!
尾形:ありがとうございました。谷津倉社長から従業員に向けられた愛情がしっかりと伝わってきました。
インタビューにご協力いただきました(株)西湘建材の皆さま、ありがとうございました!
動画では人柄や雰囲気がありありと伝わってきます!
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